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ズワイガニ漁の解禁を前に、豊漁と安全を願った=香住・柴山港
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ズワイガニ漁の解禁を前に、豊漁と安全を願った=香住・柴山港

 ズワイガニ漁解禁(6日午前0時)を前に、兵庫県香美町香住区沖浦の柴山港で5日朝、海上安全豊漁祈願祭があり、出漁する8隻の船長らが来年3月20日まで続く漁期間中の豊漁と無事を願った。

 鮮やかな大漁旗やお神酒が並べられ、漁師や船主ら約40人が参列。八幡神社(同区無南垣)の田淵義隆禰宜(65)が祝詞を上げ、海を清めた。

 但馬漁協の村瀬晴好組合長(72)は「燃油高騰や新型コロナの感染拡大と足かせが多いが、地域の皆さんの期待を背に、カニ漁を全うしてほしい」とあいさつ。隠岐諸島(島根県)の北約10キロで操業予定という「栄正丸」の村瀬浩志船長(60)は「網を上げるまで安心できない。やれることをやるだけ」と気を引き締めた。

 県但馬水産事務所によると、但馬、浜坂両漁協所属の沖合底引き網漁船は昨季から1隻減少し、39隻が出漁する。内訳は津居山12隻、柴山8隻、香住6隻、浜坂7隻、諸寄6隻。各港の初競りは浜坂が6日正午、津居山、香住が同日午後1時、柴山は7日午前7時からの予定。(長谷部崇)

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