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参加者が持ち寄った小説や絵本=JR香住駅(ヒコベエ提供)
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参加者が持ち寄った小説や絵本=JR香住駅(ヒコベエ提供)
それぞれの本に紹介ポップを添えた=JR香住駅(ヒコベエ提供)
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それぞれの本に紹介ポップを添えた=JR香住駅(ヒコベエ提供)

 JR香住駅(兵庫県香美町香住区七日市)の待合室にある壁一面の本棚を使い、駅の利用客に本を貸し出す「ステーションライブラリー」がお目見えした。小説や絵本、フォトエッセーなど約30冊が並ぶ。(長谷部崇)

 香住区で生まれ育ったいとこ同士の20代5人でつくる一般社団法人「HiCO-BAY(ヒコベエ)」が企画した。19日にあったワークショップでは町内のほか、同県豊岡市、京阪神などから学生や会社員ら約15人がお気に入りの図書を持ち寄り、紹介ポップを手作りして本棚に飾った。

 棚の下の列は、お風呂から次々と動物が現れる「おふろだいすき」や、ママに頼まれて牛乳を買いに行く女の子を描いた「はじめてのおつかい」などの絵本が並ぶ。フランスの仕掛け絵本「ナマケモノのいる森で」は、動物たちが暮らす美しい森に木を切る機械がやってくる物語。終盤に感動的な仕掛けが施されている。

 米国の小説「地下鉄道」は奴隷問題を取り上げた一冊で、「じゃ、また世界のどこかで」は世界一周のフォトエッセー。地形や気候、植生などを分かりやすく解説した「自然のしくみがわかる地理学入門」などもある。

 ヒコベエの山本修太郎理事(25)=東京都=は、原田マハさんの短編集「さいはての彼女」を選んだ。旅行客を想定し、列車の待ち時間に読んでもらおうと旅をテーマにした本にしたという。

 本を借りるときは、黒板製の代本板にチョークで、①タイトル②借りた日③返す日(最長1年)④一言-を書き込み、借りた本の棚に置いておく。蔵書は順次増やしていく予定。

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