兵庫県但馬地域の但馬南サッカースクール（ＳＳ）が、３日に開幕する国内最大級のフットサル大会「フットサルフェスタ２０２２」に出場する。１５歳以下の部門で、中学３年生のチームで試合に臨む。３年前に日本サッカー協会（ＪＦＡ）主催の全国大会にあと一歩まで迫ったが、全国クラスの大会への出場は初めて。関係者は「自分たちの力を試せる絶好の機会」と楽しみにしている。（桑名良典）

　フットサルフェスタは１９９７年に「セレッソ大阪杯」として始まり、「ニッポンハムカップ」「ホンダカップ」などの名称で回数を重ねてきた。今年は、神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸で行われる。

　但馬南ＳＳは「３年生最後の記念にしよう」と今大会に挑んできた。１１月１３日に８チームで行われた「関西予選」を勝ち抜き、２３日の「関西地域決勝」からは豊岡南中の三宅椎仁さんを追加登録して、４チームのリーグ戦を制した。

　実は、大会の規模は異なるが、３年前に全国大会に迫ったものの、出場が幻となったことがある。「全日本フットサル選手権大会」の関西大会を勝ち抜いたが、関西サッカー協会の勘違いで、代表枠が「２」ではなく「１」だったことが判明。改めて行われた決定戦で敗れ、涙をのんだ。

　今回のフットサルフェスタでは、各地区の予選を勝ち抜いた強豪３チームによるリーグ戦に挑む。但馬ＳＳは、「ＲＯＢＯＧＡＴＯ」（東海代表）、「Ｐ．Ｓ．Ｔ．Ｃ．ＬＯＮＤＲＩＮＡ」（関東代表）と対戦する。

　山本睦監督は「厳しい予選を突破したことで、但馬南のサッカーが通用することを証明した。粘り強い自分たちのサッカーをやりきってほしい」と話している。

　登録メンバーは次の通り。（敬称略）

　村尾泰知（八鹿青渓）光山琉聖（同）森谷晄大（豊岡北）島川悠汰（同）荒川蒼太（和田山）中野伊織（養父）山田蒼叶（朝来）掃部陽斗（梁瀬）三宅椎仁（豊岡南）