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柳行李の材料となるコリヤナギの刈り取り作業が行われた=豊岡市清冷寺
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柳行李の材料となるコリヤナギの刈り取り作業が行われた=豊岡市清冷寺
柳行李の材料となるコリヤナギの刈り取り作業が行われた=豊岡市清冷寺
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柳行李の材料となるコリヤナギの刈り取り作業が行われた=豊岡市清冷寺

 国の伝統的工芸品「杞柳(きりゅう)細工」の材料となるコリヤナギの収穫が、兵庫県豊岡市清冷寺の畑で行われた。職人やボランティアら約20人が鎌で丁寧に刈り取っていた。(石川 翠)

 コリヤナギは、ヤナギ科の落葉低木。かつて円山川下流域を中心に広く自生していたとされるが、現在は円山川沿いの畑で栽培している。

 杞柳細工の最盛期は分業されていたが、今は職人が材料の栽培から全工程を担う。杞柳細工の一種で、かばんのルーツとなる収納箱「柳行李(やなぎごうり)」の国内唯一の伝統工芸士に認定されている寺内卓己さんの畑で、弟子たちとともに自身の作品に使用する分を育てている。

 毎年雪の積もる前に収穫しており、2メートル以上に成長したコリヤナギを刈り取っていた。今年は天候不順の影響で枝が多く、例年より下部が太くなってしまったという。

 太さをそろえて束ねて横に寝かしておき、雪解け後の来春に皮をはぎ、乾燥させれば使える材料になる。杞柳細工に使えるのは最終的に500キロほどになる見込みという。

 重労働を少しでも手助けしたいと、市内外からのボランティアが少しずつ増えており、寺内さんは「多くの人に伝統を守ってもらい、作品作りにも一段と力が入る」と話していた。

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