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元簡易旅館を改修中の村田行信さん、愛美さん夫妻=香美町村岡区大笹
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元簡易旅館を改修中の村田行信さん、愛美さん夫妻=香美町村岡区大笹
改修中の自宅の外観=香美町村岡区大笹
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改修中の自宅の外観=香美町村岡区大笹
柱を補強する西谷友さん=香美町村岡区大笹
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柱を補強する西谷友さん=香美町村岡区大笹
「簡易旅館まつみや」の看板が残る=香美町村岡区大笹
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「簡易旅館まつみや」の看板が残る=香美町村岡区大笹
「1号室」「食堂」など部屋の名札も=香美町村岡区大笹
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「1号室」「食堂」など部屋の名札も=香美町村岡区大笹

 ハチ北高原(兵庫県香美町村岡区大笹)の音楽フェスに携わったことをきっかけに、今年8月に京都から移住してきた夫妻が、自宅として購入した元簡易旅館の木造2階建てを改修中だ。

 京都市右京区から移ってきた村田行信さん(39)と愛美さん(32)夫妻。行信さんは同区で音楽スタジオを経営しており、2018年に「ハチ北ミュージックフェス」の音響を担当。19年以降は全面的に携わるようになり、20回以上ハチ北に通う中で、多くの知り合いができたという。

 「ハチ北の人たちはパワフルで、人懐こく、すぐに距離が縮まった」と行信さん。スキー場で栄えてきた土地だけあって、外部の人を受け入れる風土があると感じ、移住の決め手は「人だった」という。「移住について相談すると、みんなめちゃくちゃ喜んでくれて、いろんな人から『空いてる家あるで』と教えてもらった」。

 香美町の空き家バンクを通じて購入したのが、大谷川沿いに立つ元簡易旅館の「まつみや」。築約50年の木造2階建てで、延べ約200平方メートルの広さがあり、昔の旅館らしい独特の造りが気に入ったという。

 同フェスを通じて知り合った工務店経営の西谷友さん(47)と建物を改修。4畳半や6畳で区切られていた1階は壁をぶち抜き、床下にコンクリートを打って、シロアリに食われていた柱も新しく入れ替えた。昭和の繊維壁は剥がして今後、しっくいを塗る予定。1階は地区の人が気軽に集える空間にしたいという。

 「フェスを千人規模のイベントに育てたい」と行信さん。カメラマンの愛美さんも「ハチ北でいろんなことに挑戦したい」と意気込む。

 空き家の改修費を半額(上限100万円)補助する町の制度も活用し、夫妻は「香美町に移住してくる人の一つのモデルになれば」と話す。改修の様子は、インスタグラムで紹介。「ハチ北生活発表会」で検索する。

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