年明けとともに寒さが本格化し、雪に白く染まるはずの兵庫県但馬地域。今年の年初は昨年よりも降雪は少なめだが、それでも「きょうは山」などの言葉が交わされる。スキー場がある内陸部に雪が舞うと「山雪」、海側に降ると「浜雪(里雪)」と呼ぶようだが、どこに雪が降るのか、事前に知ることはできるのだろうか。調べてみると、但馬の雪の降り方には、風の吹き込み方でいくつかパターンがあるようだ。
昨年12月の豊岡の降雪量は32センチだった。1月は6日時点で3センチにとどまる。
2016~21年度の6シーズンの降雪量を豊岡、海沿いの香住(香美町)、内陸の和田山(朝来市)の3地点で比べると、3地点とも少ない年が目立つ一方、21年度は和田山だけ、17年度は香住だけ降雪量が突出した。天気予報では「兵庫北部」でひとくくりだが、海沿いと内陸でここまで雪の降り方が変わるのはなぜだろうか。
神戸地方気象台の松岡政幸調査官は「どこに雪が多く積もるかは、風の影響を強く受ける。北寄りの風なら山雪に、西寄りの風なら浜雪になりやすい状況になる」とみる。
冬は「西高東低」の気圧配置が強まる。大陸から吹き込む強い季節風は、日本海から水蒸気をたっぷり受け取るが、どんな風が吹くかで雪がたくさん降る場所が変わってくる。
山雪は西高東低が強く、天気図の等圧線が縦じまになるケースが多い。北寄りの風が吹き込み、そのまま中国山地まで雪雲を運び、山にぶつかり、雪を落としていく。
浜雪も気圧配置は西高東低だが、日本海に等圧線には表されないような低気圧があるなどの理由で等圧線が曲がり、但馬に西寄りの風が吹き込んでくる場合に起こりやすい。地上から上空までに厚い寒気の層があるため、標高が低い場所にも雪が降る。
さらに、日本海上で発生する「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」という雪雲の帯の影響を受けるケースもある。大陸からの風が朝鮮半島の付け根付近にある山脈を越えられずに二手に分かれ、冷たい風同士が再び合流する場所に長い雪雲の帯ができる現象だ。
但馬の北側にこの帯が発生すると西向きの風が吹き込みやすくなり、浜雪と似た雪の降り方になりやすいほか、帯が上陸する場所は浜も山も大雪が降るという。
「天気予報などと合わせ、風向きにも注目すると良い」と松岡さん。気象庁が5日に発表した季節予報によると、近畿地方の日本海側は2月6日までの向こう1カ月、平年よりも曇りや雪、雨の日が少なく、気温の高い確率が50%、降雪量の少ない確率が60%とした。
今冬もスキーやカニすきなどを目的に、但馬を訪れる人は多いだろう。当日は山雪か浜雪かを事前に捉えて、余暇プランを最適化するのも手かもしれない。

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