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 兵庫県但馬水産事務所は、2022年の但馬地域の漁獲状況をまとめた。全体の漁獲量は前年比7%減の1万583トンにとどまったが、多くの魚種で単価が上がり、漁獲金額は103億8671万円(前年比8%増)と4年ぶりに100億円を超えた。

 エビ類は前年比1・5倍の1247トンを水揚げし、同2・1倍の16億408万円を売り上げた。春に海外産の輸入が滞って甘エビ(アカエビ)が品薄になり、大手回転ずしチェーン店などを中心に国内産の需要が高まったという。秋はハタハタが不漁で、多くの漁船が相場の良いエビを狙いに行った。22年のハタハタの漁獲量は前年比39%減の891トンだった。

 香住漁港で水揚げされるベニズワイガニ(香住ガニ)は、漁獲量が前年比10%減の1678トンだったが、漁獲金額は同31%増の15億1650万円。1キロ当たりの単価が同45%増の904円まで上昇した。鮮度保持の技術向上やブランドの浸透のほか、ズワイガニの価格高騰で民宿などの需要が増えているとみられる。

 沖合イカ釣り漁業は、スルメイカの全国的不漁や燃料費の高騰で22年は出漁がなかった。

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