神戸新聞朝刊の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん　マルのはじまりの鐘」の世界を紹介する展示会が１１～１２日、兵庫県養父市八鹿町八鹿のやぶ市民交流広場（ＹＢ　ファブ）で開かれ、２日間で約２００人が来場した。

　会場には、本紙掲載の全３６話の新聞パネルやファンが手作りした登場キャラクターの人形など約１００点が並んだ。今回から、かなしきデブ猫ちゃんのおみくじ「マルみくじ」が登場。大吉や吉などはないが、マルからのメッセージが記載されたおみくじ箋がもらえる。

　１２日は豊岡市在住の俳優河合美智子さん、峯村純一さん夫妻による読み聞かせ会が午前１１時と午後１時、３時の計３回行われた。また、神戸新聞広谷大屋専売所の長島敏行所長による新聞バッグのワークショップもあった。養父市内の藤原歩菜さん（１０）、咲菜さん（９）は「読み聞かせを聞いて、マルの仲間のことや（阪神・淡路大）震災への思いなどが分かってよかった」と話した。

　兵庫編の絵本の予約キャンペーン中で、オリジナルしおりなどの予約特典もある。申し込みはＱＲコードか、予約サイト（https://hyogo‐debunekochan.jp/reserve.html）から。