コウノトリ育む農法で、コウノトリの餌や稲作の害虫駆除としても期待されるカエルの生態調査報告会が、兵庫県豊岡市祥雲寺のコウノトリ文化館であった。同農法を実践する農家らはそれぞれの水田の実情に応じて、生物と共生する農地管理の在り方を考えた。
在野の研究者らでつくるNPO法人コウノトリ市民研究所と同市の主催。報告会では、同研究所の上田尚志代表理事が登壇。2020年から3年間、同農法の作業がカエルにどのような影響、効果があるかを祥雲寺地区などで調査し、結果を説明した。
同農法では、田植え後に水を抜く「中干し」を通常の稲作よりも遅らせる。一般的な中干しの時期に当たる6月にカエルの成育状況を調べたところ、トノサマガエルとヌマガエルはオタマジャクシの状態で、過ごしやすい環境だったことから、「中干しの延期はオタマジャクシを死滅させず、(カエルを繁殖させる)効果がある」とした。
また、21年4月から22年12月には、冬でも田んぼに水を張り、水生生物を引き寄せて土を肥沃(ひよく)にする「冬期湛水(たんすい)」がカエルの越冬環境にどのように影響するかを調べた。湛水前の21年秋に田んぼを掘り返すと、土中からトノサマガエル数匹が出てきたが、湛水後の同12月に土の一部を掘り返した際は皆無だったという。
冬眠中のトノサマガエルは「水を張ると呼吸ができないので越冬しにくい」と分析。水田ののり面やもみ殻の下、水を張らない畑を好んで越冬することから、「(湛水の要否を)必要以上に考慮しなくてもいい」とした。一方、アカガエルは山際のビオトープや水田で産卵。カエルの種類によって湛水の有無が越冬環境の良しあしを分けるとした。
水を張らない休耕田や、耕すのみの田んぼなど「逃げ場所」をつくることも、カエルを増やすことに効果的という。
報告を受けて生産者は意見を交わした。「コウノトリを水田で見かけなくなったのは、生き物が少ないからか」「それぞれの農作業が生物にどう影響するか気になっていた」などと述べ合い、生物と共生していくための工夫を考えた。

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