兵庫県豊岡市竹野町の体験学習施設「竹野スノーケルセンター」が昨年で開設30周年を迎え、同センターで特別写真展が開かれている。京都、兵庫、鳥取の3府県にまたがる「山陰海岸国立公園」の自然を紹介し、海や生き物とのふれあいの場を提供してきた同センターの30年の歩みを振り返る。(阿部江利)
センターは、環境庁(現環境省)が1992年、竹野町切浜の大浦湾に面した海岸に設置。自然の保護と合わせ、シュノーケリングなどの体験を通じ、自然の大切さを知ってもらう拠点として開設された。
同湾は、深いところもあるが波は穏やかで透明度も高く、安全に海中観察ができる。海の生き物を育む藻場も豊かで、環境省が全国千カ所以上で調査を続ける「モニタリングサイト1000」にも選ばれている。現在も4~10月はジオカヌーや磯の生き物観察、6~10月はシュノーケリングが体験でき、自然学校で訪れる小学生も多い。
写真展では、開設前から直近までの出来事を写真17枚で紹介。92年の写真は、シュノーケリングを指導するボランティアになるための安全講習の様子が写っている。今も地域内外の約40人が登録し、2022年には実習でセンターを訪れた芸術文化観光専門職大学の学生からも指導員が誕生した。
97年1月、ロシアのタンカー「ナホトカ号」から重油が流出する事故が発生。但馬一帯の海が重油に覆われ、同湾でもボランティアたちが清掃に追われた。当初からボランティアを務める笠浪幸壽さん(豊岡市)は、重油にまみれた漂着物を除去するため、独自に竹製の掃除道具を作ったという。「海の生き物はほぼ死んでしまい、約1カ月掃除を続けた」と当時を振り返る。
2004年の台風23号でも大量の漂着物に見舞われた。05年にカヌー教室を始め、06年には豊岡市から受託した「子どもの野生復帰大作戦」を開始。現在も、オフシーズンの冬場の魅力づくりなどを進めている。
笠浪さんは「自然が好きだし、子どもらに教えたり、教えられたりするのも面白い。シュノーケルやカヌーで海に出れば、いろんな魚や生態を見てもらえる」と魅力を語る。同省竹野自然保護官事務所の高橋佳大さん(26)は「春から夏だけでなく、秋から春の時期も国立公園を楽しんでもらえるよう、プログラムを充実させていきたい」とし、「地域の自然を知る皆さんの力を借りつつ、皆さんの交流拠点としても活用してもらいたい」と話す。写真展は31日まで。

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