兵庫県新温泉町の七釜温泉にある足湯施設「白さぎの湯」のお披露目式が２０日にあり、住民が完成を祝った。

　新しい施設は木造平屋の６・５平方メートル。足を漬ける浴槽はＬ字形で、大人７、８人が利用できる。湯温は４２度で肌の保湿効果が見込まれるという。地元の温浴施設「七釜温泉ゆーらく館」から北東に歩いて約１０分の場所にある。

　前身の足湯施設が１９９４年ごろまで住民を中心に親しまれたが、地元で別の源泉が発見されて使われなくなった。放置されて壁やドアなどが破損し、住民が修繕の要望を出したのを受けて、同町が約２３０万円で改装した。

　施設名は、近くに餌を求めて飛来するシラサギに由来。同地区の奥沢芳男区長（７０）は式典で「七釜温泉に観光に来た人の新しい散策スポットになってほしい」と述べた。今後は地域住民が交代で浴槽を清掃して管理する。

　無料。午前７時～午後７時。（斎藤　誉）