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但東中学校の生徒に語りかける「たんとうチューリップまつり」の実行委員長、霜倉和典さん(河合美智子さん撮影)
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但東中学校の生徒に語りかける「たんとうチューリップまつり」の実行委員長、霜倉和典さん(河合美智子さん撮影)

 今年で32回を迎えた「たんとうチューリップまつり」。いつものつなぎ姿で迎えてくれたのは、立ち上げから携わり、実行委員長も務める霜倉和典さん。資母まちづくり協議会会長で、JAたじまのピーマン協議会会長でもある。頼まれたら断らない、町の人たちの信頼も厚い69歳。

 さぞ人づき合いが得意かと思ったら、もとは内向的でひとり黙々と作業するのが好きな一匹狼だったという。それが、人と関わることで世界が変わった。「農業生産法人あした」を設立したのは、若い人たちを育て、責任をもって地域の農地を守るため。それぞれの得意を見抜き、適材適所で強みを生かす。片付けなど面白みのない作業は、全員で分担し、短時間で一気に終わらせる。

 旬の食物は体が欲している。季節のものを口にすることが健康へつながるし、真の贅沢(ぜいたく)というもの。肉厚で甘みのある「たじまピーマン」の収穫もそろそろ。規格外のピーマンを使った「しぼのピゐマンみそ」も新たな特産品として、JAたじまの直売所「たじまんま」や道の駅で発売中だ。

 地域教育が大切と、この日も但東中学校の生徒たちに積極的に関わり「何事も奥深い。もっと突き詰めたら楽しみが見つかる。簡単な世界は飽きるで」と、いたずらっぽい笑顔を見せていた。

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