ようやく新居への引っ越しが決まりました。傍(はた)から見たらまだ工事中のようで、「大丈夫?」と心配されそうですが、必要最低限の改修は済み、なんとか居住できる状態になりました。主人の大工の腕前はめきめき上がり、私の漆喰(しっくい)塗りもだいぶ上達しました。電気やガスの工事も終わり、少しずつ荷物を運び入れています。
5年半住んだ八条地区のマンションを引き払い、神美地区での古民家暮らしが始まります。出石・永楽館と同い年の古民家と出合ってから4年、今か今かと待ち望んでくださった地域の皆さん、お待たせしました。
区長さんから、入区に際しての説明を伺(うかが)いました。今までは、常時居住していない特別区民として区費の半額を「年に一度振り込んで」いましたが、これからは「毎月手渡し」での支払いになるそうです。これは交流を図ることと、生存確認の意味もあるとのこと。皆で助け合うことの尊さに感動です。
若い頃は「近所づきあいなんて煩わしい」「できるだけ顔を合わせたくない」なんて思ったりもしましたが、歳を重ね、大病も経験し、人との繋(つな)がりがどれだけ大切か身に染みています。今は、地域の皆さんとのコミュニケーションが楽しくて仕方ありません。自警団に加入して防災活動を行うことや日役も初めての経験。若手として地域に貢献できるよう気を引き締めていかなければ!
八条地区の皆さま、大変お世話になりました。そして神美地区の皆さま、末永くよろしくお願いいたします。