2023年3月、せきのみや子ども歌舞伎の公演後に演者らと集合写真に収まる水口一夫さん(右から2人目)=養父市関宮
2023年3月、せきのみや子ども歌舞伎の公演後に演者らと集合写真に収まる水口一夫さん(右から2人目)=養父市関宮

 養父市の「せきのみや子ども歌舞伎」など、但馬地域の歌舞伎の振興に長年携わった松竹(東京)の演出家、水口一夫さん(83)が7日に亡くなったことを受け、地元からは惜しむ声が上がっている。(吉田みなみ)

 水口さんは1997年に松竹に入社。松竹上方歌舞伎塾で俳優を養成したほか、主に関西で歌舞伎の新作や古典の脚色、演出などを手がけた。豊岡市の芝居小屋出石永楽館の公演やワークショップにも携わったが今月7日、大腸がんのため京都市の病院で死去した。