講堂に集まった住民に食糧を配る田中かのんさん(右)=8月3日、ミャンマー・ニャウンシェのインレー湖(田中さん提供)
講堂に集まった住民に食糧を配る田中かのんさん(右)=8月3日、ミャンマー・ニャウンシェのインレー湖(田中さん提供)

 ミャンマー中部を震源とする大地震が発生して28日で半年になる。同国で30年にわたって市民生活を支援してきた新温泉町の子どもNGO「懐(ふところ)」は、発生直後から募金などに取り組む。メンバーで同町出身の田中かのんさん(21)=仙台市=は、4月と7~8月の計2回、単身で現地に入り、住民らに食糧や生活物資など約1万2千人分を届けた。(長谷部崇)