円山川河口で見られた川あらし=23日午前、豊岡市瀬戸
円山川河口で見られた川あらし=23日午前、豊岡市瀬戸

 濃霧が川を伝って海に流れ出す自然現象「川あらし」が、兵庫県豊岡市の円山川河口付近で発生している。23日朝には、太陽の光を浴びた霧が広範囲を覆った。

 川あらしは、川の水蒸気が昼夜の寒暖差で霧となり、強風で山に挟まれた河口に運ばれて起きる。

 1級河川で確認できるのは全国で3カ所とされ、愛媛県の肱川、鹿児島県の川内川とともに「日本三大川あらし」とも呼ばれる。

 豊岡市瀬戸の御待岬付近では同日午前7時ごろ、霧が川に流れ出した。太陽が上ると、オレンジ色の光が海面や霧を幻想的に照らした。

 10月~11月半ば、雨降りの翌朝に晴れると出現する可能性が高まるという。

 川あらしをよく撮影するという近くの男性(56)は「気象条件がそろえば大きな川あらしがみられる。ぜひ見に来て」と話している。(吉田みなみ)