実践研修のハウスで赤く色づくイチゴ。本格的な自社栽培に向けた準備が着々と進んでいる=加西市常吉町、兵庫県立農業大学校
実践研修のハウスで赤く色づくイチゴ。本格的な自社栽培に向けた準備が着々と進んでいる=加西市常吉町、兵庫県立農業大学校

 丹波茶を生産販売する「諏訪園」(丹波篠山市味間奥)が、イチゴ栽培に本腰を入れている。お茶菓子も自社生産にこだわる同社。茶に並ぶ同社の主力商品「いちご大福」に使うイチゴまでも理想を追い求め、社員が兵庫県立農業大学校で実践を積み自社栽培に取り組む。他県の産地からも先端技術を得て、培ったネットワークや技術は自社だけでなく、地元の仕入れ先にも還元。イチゴ産地として地域全体でレベルを上げていくことも視野に入れている。(秋山亮太)