丹波篠山産のカシやヒノキで製作した椅子やテーブルとともに並ぶ木工家5人と林業家・辻さん=丹波篠山市大山宮
丹波篠山産のカシやヒノキで製作した椅子やテーブルとともに並ぶ木工家5人と林業家・辻さん=丹波篠山市大山宮

 丹波篠山市を拠点に活動する工芸作家らが集うイベント「丹波篠山クラフトウィーク」の一環で、木工家5人が、丹波篠山産の木材を使って、椅子やベンチ、器などを製作し展示・販売する企画「TRY! USING!(トライ!ユージング!)」が催されている。市内の林業家・辻徳人さんが、地元の山林から切り出した木を製材し、素材として提供した。地域の森づくりの可能性を探る試みで、完成した作品は、辻さんが営むカフェなどの複合施設「mocca(モッカ)」(同市大山宮)内のギャラリーに並んでいる。(堀井正純)