旧田原家住宅の歴史や今後の活用策について関係者らが思いを巡らせたシンポジウム=丹波市柏原町柏原
旧田原家住宅の歴史や今後の活用策について関係者らが思いを巡らせたシンポジウム=丹波市柏原町柏原

 今年3月に県景観形成重要建造物に指定された丹波市柏原町柏原の「旧田原家住宅」で、記念シンポジウムが開かれた。専門家らが住宅の歴史や建築の特徴を改めて紹介し、有効活用に向けた意見交換も行った。神戸大の学生らが調査活動の拠点にするなど、今後の具体的な取り組みも示された。(秋山亮太)

 同住宅は江戸時代後期、柏原藩主・織田信守の四男だった津田長敏邸として建てられた。武家屋敷造で、かやぶきの屋根や幅2間の式台が特徴。つつましくも武家としての格式を備える。

 シンポジウムは建物を守り継ぐ由良家と、ひょうごヘリテージ機構たんばが主催した。県都市政策課の担当者が指定制度の目的などを説明し、市教委の学芸員は絵図から読み取れる敷地周辺の変遷や、津田家から田原家へと受け継がれた経緯を紹介した。