母校の児童から歓迎を受ける吉本新喜劇の吉田裕さん=米田小学校
母校の児童から歓迎を受ける吉本新喜劇の吉田裕さん=米田小学校

 吉本新喜劇の座長を務める吉田裕(ゆたか)さん(44)が27日、母校の米田小学校(高砂市米田町米田)を訪れた。児童らと「米田新喜劇」を結成して寸劇を披露。「米田小学校大使」の就任要請にも快く応えた。

 同小と米田地区青少年健全育成協議会の共催。全校児童が集まった体育館に姿を見せた吉田さんは、計画委員会の児童らと舞台に上がった。

 寸劇は、吉田さんが「親分」に扮(ふん)し、学校に借金の取り立てにやってくる-というあらすじ。計画副委員長の佐々木愛さん(12)の脚本に沿い、吉田さんが「ドリルすんのかい せんのかい」とおなじみのせりふを披露した。寸劇の後、児童が「ドリル(のギャグ)はどうやって生まれたの」と質問。吉田さんは「すっちーさんとのアドリブ合戦の中で生まれた」と答えた。米田小学校大使のたすきも掛け「仲間と楽しく今を生きてください」と呼びかけた。計画委員長の高本真菜さん(11)は「大使になってくれて良かった。また来てほしい」と話した。(中川 恵)