志方西地区で検討している「アクションプラン」について報告する学生ら=加古川市神野町神野
志方西地区で検討している「アクションプラン」について報告する学生ら=加古川市神野町神野

 ため池を中心とした農村地域の課題に、学生が住民らとともに取り組むプロジェクトが、加古川市志方町や稲美町で進められている。ため池みらい研究所(同市神野町神野)が2023年から主催する「ため池アクション」で、24年は、3チームが、次代につなげる古里づくり▽ワーキングホリデー▽水路の将来像提案-のテーマに取り組む。地域に入って住民との話し合いや交流を重ね、今秋には具体的なプランを示す。(増井哲夫)

 東播磨県民局が18年、神大や県立大、京大と連携し、ため池活用研究の拠点「東播磨フィールドステーション」を設置。さらに活動の幅を広げようと21年9月、農業関係者や研究者らと同研究所を発足させた。