家に飾られた兄弟の写真など家族の思い出の品
家に飾られた兄弟の写真など家族の思い出の品

 2021年、稲美町の民家が全焼し、小学生の兄弟2人が死亡した事件で、殺人罪などで有罪判決(一審で懲役30年)を受けた兄弟の伯父松尾留与(とめよ)被告(54)の控訴審の初公判が17日、大阪高裁で開かれる。両親は、息子たちには一審の結果は報告できていないといい「死刑や無期懲役であっても子どもたちは帰ってこない」と話す。やり切れない思いを胸に再び被告と向き合う。(田中朋也、児玉芙友)