「ばし」が地上に現れた史跡「訓練橋」の親柱に、笑顔を見せるハリマ化成の藤本恵弘生産本部長=加古川市野口町野口
「ばし」が地上に現れた史跡「訓練橋」の親柱に、笑顔を見せるハリマ化成の藤本恵弘生産本部長=加古川市野口町野口

 ハリマ化成加古川製造所(加古川市野口町水足)の南西、道路脇にある「訓練橋」。戦争史跡として市のホームページに掲載される同橋の親柱が修復された。橋の名前が埋もれ、地表に「くんれん」までしか出ていなかったため、戦後80年の今夏、同製造所の所長が、橋を出入りに使う立正運送加古川営業所(同町野口)の所長に話を持ちかけ、共同で工事に着手。9月中旬に「くんれんばし」と記された親柱全体がお目見えした。(増井哲夫)