8月、国内で初めて誕生したマルミミゾウの子ども(下)。愛称が「アオ」に決まった(広島市安佐動物公園提供)
 8月、国内で初めて誕生したマルミミゾウの子ども(下)。愛称が「アオ」に決まった(広島市安佐動物公園提供)

 夏の広い青空のように、すくすくと育って-。今年8月、国内で初めて誕生したマルミミゾウの子ども(雄)の愛称が「アオ」に決まり、25日、広島市の安佐動物公園で命名式が開かれた。

 8月5日に生まれた際は約75センチだった体高が約90センチまで成長し、体重は133キロに。愛称は9月の一般公開後に応募があった1万458票から選ばれた。

 野外ステージで名前入りの看板が除幕されると、集まった家族連れから「おお」という歓声や拍手が上がった。「アオ」と応募した人の中から命名者に選ばれた広島市の女児(12)は「元気にすくすくと育ってほしい」と話した。

 マルミミゾウの国内での飼育は安佐動物公園だけ。