4日午前11時45分ごろ、群馬県みなかみ町のJR上越線後閑-上牧間の下り線で試運転中の蒸気機関車(SL)が脱線した。JR東日本高崎支社によると乗客はおらず、乗っていた同社の関係者にけが人はいないといい、脱線の原因を調べる。
国土交通省は鉄道事故と認定し、運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人を指名した。
JRによると、上越線はこの影響で、一部で運転を見合わせた。SLは高崎発水上行きの「デゴイチ」の愛称を持つD51形で、客車5両をけん引していた。同車両は7月19日、走行中に車輪が動かなくなる不具合があり、この日は運転再開に向けた安全確認のため試運転を行っていたという。