住宅解体工事で出たがれきなどのごみ約424キロをその場に不法投棄したとして、警視庁生活環境課は23日までに、廃棄物処理法違反の疑いで、廃棄物処理会社「商人」(さいたま市)元代表取締役でトルコ国籍のアキン・ムスタファ容疑者(26)=同市岩槻区=ら2人を逮捕した。「捨てていない」といずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年11月12日ごろ、東京都足立区の解体現場で、ガラスくずなど混合廃棄物約424キロを捨てた疑い。同容疑で法人としての同社も書類送検した。

 同課によると、商人は別の下請け会社から工事を受託。処理が複雑な混合廃棄物を、現場に掘った穴に埋めたという。