静岡県牧之原市の細江地区で、突風被害の復旧作業をする人たち=7日午前
 静岡県牧之原市の細江地区で、突風被害の復旧作業をする人たち=7日午前

 台風15号通過に伴い静岡県牧之原市で5日に発生した突風被害について、中部電力パワーグリッドは7日、隣接する吉田町などを含め1万戸以上で続く停電が一両日中に解消する見通しが立ったと明らかにした。気象庁は同日、現地調査の結果、牧之原市での突風は竜巻と認められると発表した。県によると、これまでに6人が重傷、24人が軽傷を負ったほか、60棟の建物が全半壊した。

 鈴木康友知事は7日、初めて被害現場を視察した。早期復旧に向け、自衛隊へ災害派遣要請を検討する考えを示した。牧之原市内では災害ボランティア活動も始まった。

 約90人が入居する同市道場の特別養護老人ホームは、6日夜まで停電に見舞われた。