大阪・関西万博期間中の交通混雑抑制策を協議する関係機関の会議が11日、大阪市で開かれた。時差出勤や配送ルート変更を呼びかける「交通需要マネジメント(TDM)」により、大阪メトロ中央線の平均混雑率は最大で19%減少したと報告があった。来場者増加が見込まれる閉幕に向けて、引き続き沿線事業者に協力を求めていく方針を確認した。
TDMは大規模イベントの際に日常の行動を変えて、交通の発生を減らす考え方。呼びかけ前の5月と比べて、平日午前の平均混雑率がどの程度減ったかを検証したところ、6月で14%減、8月が19%減だった。広告を通じて府民と事業者にさらなる参加を呼びかける。