【ベルリン共同】イルカの保護を訴えるドイツの市民団体が12日、和歌山県太地町でイルカなどの追い込み漁が1日に解禁されたことを受け、漁の停止を要求する約1万6千人の署名を在ベルリンの日本大使館に提出した。

 代表して署名を提出したマティアス・ハンセンさん(49)は「太地町でのイルカの虐殺をやめるよう求める。水族館で苦しむために捕獲するのもやめなければならない」と訴えた。

 これに先立ってデンマーク大使館も訪れ、北大西洋のデンマーク領フェロー諸島におけるイルカ漁の停止を求め署名を提出した。