【ニューヨーク共同】米連邦航空局(FAA)は12日、安全規則違反があったとして米航空機大手ボーイングに対し約313万ドル(約4億6千万円)の制裁金を科す方針を明らかにした。2024年1月に起きた機体の一部が吹き飛ぶ事故や、安全担当者の独立性を妨げた行為が対象という。FAAは「法定民事罰の最大権限を行使した」としている。
FAAによると、23年9月から24年2月にかけ、西部ワシントン州の工場などで数百件の品質管理上の違反があったことを確認。従業員が納入期限を優先し、基準不適合の機体を承認するよう圧力をかけていた事案もあった。