2022年に所有する岐阜県飛騨市の古民家に火を付け全焼させたとして非現住建造物等放火容疑で男3人が逮捕された事件で、県警などが調べた結果、当時は電気火災の可能性があるとみられていたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。保険調査員の経歴を持つ無職深町優将容疑者(54)が、補償金を得る目的で出火原因を漏電などに見せかけようとした疑いもあるとみて、県警が捜査している。
逮捕された他の2人は会社員稲葉一夫容疑者(67)と弟の無職寛容疑者(57)。3人は共謀して22年8月4日未明、一夫容疑者が所有する飛騨市の木造2階建て住宅に放火し、全焼させた疑いがある。