試合から一夜明け、スポーツ新聞を手にポーズをとる井上尚弥=15日、横浜市
 試合から一夜明け、スポーツ新聞を手にポーズをとる井上尚弥=15日、横浜市

 ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体タイトルマッチで、5度目の防衛に成功した王者の井上尚弥(大橋)が試合から一夜明けた15日、横浜市内の所属ジムで記者会見し「ひと安心。この試合に懸ける思いは強く、作戦通り勝てたのでほっとしている」と率直な心境を語った。

 難敵のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)をスピードで圧倒。普段とは打って変わり、アウトボクシングに徹した。大差の判定で下し「自分が持っているスタイルをチョイスして闘った。(32歳でも)まだまだ、これからってところを見せられたと思う」と納得顔だった。

 次は12月にサウジアラビアでの防衛戦が予定されている。