国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」は15日、滋賀県草津市のインフロニア草津アクアティクスセンターで会期前競技があり、成年男子高飛び込み決勝では、昨夏のパリ五輪で銀メダルを獲得した兵庫の玉井陸斗(滋賀・立命館ク)が548・70点で、初優勝を飾った。
須磨学園高3年だった昨年は少年男子の高飛び込み、板飛び込みで2冠を達成したが、立命大1年で初めて臨んだ成年男子でも頂点に立った。
11日に19歳になったばかりの玉井は14人が出場した決勝で、6回の試技のうち90点以上を3度記録。最終6回目には、代名詞ともいえる得意の「5255B」(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で106・20点をたたき出し、合計で自己最高となる548・70点をマークした。(初鹿野俊)