自治体判断で「緊急銃猟」を可能とする改正鳥獣保護管理法が施行されたことを受け、環境省は22日、秋田県横手市で行政担当者や地元猟友会などを対象に、住宅街付近に出没したクマへの銃の使用手順を確認する研修を実施した。
住宅街近くの河原にクマが出没したとの想定で、環境省の担当者は緊急銃猟のガイドラインに沿って、住民の避難誘導や交通規制の手順を確認。その上で発砲する際は、クマに当たらなかった銃弾や、銃弾が石などに当たって軌道が変わる跳弾による周辺への被害を防止するため、発砲方向に弾丸の飛散を防ぐ壁や斜面などがあることを確認するよう求めた。