記者会見する中国人民銀行の潘功勝総裁(中央)ら=22日、北京(共同)
 記者会見する中国人民銀行の潘功勝総裁(中央)ら=22日、北京(共同)

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は22日、今年が最終年となる政府の「第14次5カ年計画」の成果について記者会見を開き、「中国の金融サービスの質と効率は大幅に向上した」と強調した。特にハイテクや環境分野への融資が加速したと述べた。

 潘氏は6月末時点の銀行の規模を示す総資産が、中国の銀行全体で約470兆元(約9700兆円)と世界一になっていると説明。外貨準備高は20年連続で世界一だと誇った。

 人民銀は実体経済を下支えするため、主要政策金利と位置づける7日物の短期金利を段階的に引き下げてきた。