【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、国連総会出席のため訪問した米ニューヨークでロシアによる子どもの連れ去りに関する会合に出席した。「これまでに1625人の子どもが帰還を果たした」と明らかにし、全員の帰還のため情報収集や子どもを追跡するプログラムを立ち上げると発表した。
会合にはゼレンスキー氏の妻オレナさんも出席。1625人の帰還には「数カ月にわたる捜索や交渉が必要で危険も伴った。このままでは全員の帰還に50年かかるだろう」と述べた。ウクライナ政府は、ロシアが子ども約2万人を連れ去ったと主張している。
ゼレンスキー氏によると、次回はブリュッセルで開く予定。