観光庁が30日に発表した8月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテルや旅館に泊まった日本人と外国人は昨年同月比0・8%増の延べ6682万人で、3カ月ぶりに増加した。夏休みを利用して大阪・関西万博に出かけた日本人が多かったことなどが押し上げ要因になったとみられる。
今年1月から昨年同月比でマイナスが続いていた日本人は0・7%増の5329万人で、8カ月ぶりに増えた。日本で7月に大災害が起きるといううわさの影響で落ち込んだ香港や韓国からの訪日客は回復しつつあり、外国人は1・4%増の1353万人だった。