2020年に亡くなったタレントの志村けんさんの出身地として知られる東京都東村山市は、広報業務に特化した任期付き職員1人を初めて採用する。技術職でない広報宣伝専門の人材を自治体が公募するのは珍しい。「志村さんだけじゃない」。市の知名度を全国区にしてくれた国民的コメディアンに頼るだけでなく、新たな情報発信強化につなげる狙いだ。
市によると、職種は課長級の「広報統括担当」。勤務は26年4月~29年3月(最長2年延長可)。年齢不問だが、民間企業や他自治体で7年以上の広報実務経験が必要。
採用後はHPや住民向け市報制作、SNS発信のほか、報道やメディア対応など対外業務の最前線を担ってもらう。