【ローマ共同】地中海の島国マルタで猫を虐待して殺した罪で日本人の男(31)が逮捕・起訴される事件があり、現地の裁判所は14日、禁錮2年、罰金1万5千ユーロ(約260万円)の判決を言い渡した。併せて動物飼育禁止40年も科した。

 報道によると、マルタ島北東部スリーマで6月以降、体の一部を切断され死んでいる猫が相次いで見つかった。捜査当局は防犯カメラの映像などから男を特定。男は8月に警察に同行を求められた際、抵抗して警察官2人に軽傷を負わせたとされる。

 男は公判で「猫は金目当ての女性と同じだ」などと話し、猫への虐待を認めていた。

 マルタには人口より多い猫が暮らしているとされ、「猫の楽園」とも呼ばれている。