【サンパウロ共同】ウルグアイ上院は15日、一定条件の下で安楽死を認める法案を賛成多数で可決した。8月に下院を通過しており、合法化が決まった。地元メディアが報じた。

 安楽死を認める動きは欧州を中心に広がりを見せるが、南米でも徐々に拡大している。コロンビアでは裁判所が1997年に安楽死の権利を認め、2015年から合法的に実施されている。エクアドルの裁判所も24年に容認した。

 ウルグアイの法案は、治療の方法がない、または回復の見込みがない重い病に苦しむ成人に限って安楽死の要請ができるという内容で、複数の医師による面談などの手続きを経て実施される。