斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者の私的情報漏えい問題を巡り、県議会に提出された斎藤氏の給与減額条例改正案について、議会総務常任委員会は17日、採決を見送った6月議会に続き、開会中の9月定例会でも採決しないことを賛成多数で決めた。今月22日の本会議に諮り継続審議とする。
この問題の第三者委員会は5月公表の報告書で、元総務部長が県議3人に情報漏えいしたと認定。斎藤氏らが指示した可能性が高いと指摘した。
斎藤氏は関与を否定した上で、管理責任を理由に給与を50%、3カ月減額する条例案を6月議会に提出。主要会派からは、減給を認めれば問題の幕引きになりかねないとの声が上がり、採決が見送られた。