環境省などは17日、北海道苫小牧市の森林で15日に見つかった野生のオオタカ1羽の死骸を国立環境研究所で検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表した。国内の野鳥での確認は今季初。

 感染経路は不明。衰弱した状態で見つかり、その後死んだ。周囲で他に死んだり弱ったりしている野鳥は発見されていない。環境省は、現場から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。野鳥に対する全国的な警戒レベル(3段階)を、17日付で通常時のレベル1から2に引き上げた。