21日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(380回債、表面利率1・7%)の終値利回りが前日より0・010%低い1・655%だった。

 日銀が29、30日に開く金融政策決定会合を巡り、日銀内で「急いで利上げをしなければならない情勢にはない」との見方が出ていると報じられたことで早期利上げ観測が後退。国債が買われ、利回りが低下した。

 大阪取引所10年国債先物の中心限月である12月きりは21銭高の136円14銭。