世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の献金問題に取り組む全国統一教会被害対策弁護団は27日、元信者らが教団に損害賠償や慰謝料を求め集団で申し立てた調停が、東京地裁で成立したと明らかにした。教団側が、17都道府県に居住する元信者ら39人に計12億8900万円を支払う。
献金など約2千万円の被害がある北海道の女性は「本当に悔しい思いで過ごしてきたが、今回一定の解決となり、心が少し軽くなった」とのコメントを寄せた。
弁護団によると、高齢者や重い病気を抱える人で早期解決を図っていた。
また弁護団は、元信者ら30人が計約13億5600万円を求めて新たに集団調停を申し立てたと明らかにした。

























