神戸新聞で第2、4土曜日付朝刊に連載中の漫画「おばあちゃんとかめ」が書籍化され、12月18日に発売されることが決まった。KADOKAWAが単行本を刊行予定で、連載開始から約2年分の物語に加え、カメにまつわるエピソードや写真、作者のコメントなどが盛り込まれる。

12月18日発売予定の「おばあちゃんとかめ 何げに楽しい2匹とのくらし」の表紙イメージ(KADOKAWA提供)

 おばあちゃんとかめは、神戸育ちのデザイナー、絵本作家やましたこうへい(山下浩平)さんによる漫画で、実際にカメを飼う母をモデルにして創作している。連載は2023年11月にスタートした。

 単行本のタイトルは「おばあちゃんとかめ 何げに楽しい2匹とのくらし」。「イシ」「キュウ」と名付けたカメ2匹を飼うおばあちゃんを主人公に、おじいちゃんや息子たちとの何げない日常を描いた48話分を加筆修正して収録する。

 やましたさんは「飼育の話だけでなく、小さな生き物を飼う楽しさ、そこから広がる身近な人たちとのつながりを読んでいただける作品です。紙面で見逃した方もぜひ手に取っていただけたら」としている。

 A5判、160ページ。販売予定価格は1595円。KADOKAWAのオンラインショップやアマゾンなどのネット通販で予約を受け付ける。(大盛周平)

■作者がメッセージ

 漫画「おばあちゃんとかめ」の単行本出版に当たり、作者のやましたこうへいさんがコメントを寄せた。

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 神戸新聞朝刊(第2、4土曜日)に好評連載中の漫画「おばあちゃんとかめ」が書籍になります。

 この漫画は長年、私や両親が飼っているカメの話がベースになっています。カメの飼育の話だけでなく、小さな生き物を飼うことの楽しさや、そこから広がる身近な人たちとのつながりをゆっくり、柔らかく読んでいただける作品です。連載もゆっくりと続け、3年目を迎えます。

 書籍では、連載48話分を加筆・修正したものに、新たにカメたちの写真のページや、作者のコメントなどを追加した充実の内容になっています。「紙面では見逃していた」という方も、この機会にぜひ手に取っていただけたらと思います。

【リンク】漫画「おばあちゃんとかめ」を一気読み