神戸市長選で4選を決めた久元喜造市長が27日、選挙後初めて市役所に登庁し、市職員から花束を受け取った。久元市長は市会でもあいさつし、「市民との対話を重ね、スピード感を持って先駆的な施策を実現することで、誇れる神戸を次世代へと引き継ぐのが、4期目の私に課せられた使命」と決意を新たにした。
久元市長は登庁に先立ち、同市中央区の東遊園地で、阪神・淡路大震災の犠牲者らを悼む「慰霊と復興のモニュメント」に献花。午前9時に市役所1号館に入り、幹部職員ら約70人に拍手で迎えられた。久元市長は「神戸の未来のために、神戸がグローバル社会の中で名誉ある地位を占めることができるように、一緒に仕事をさせていただきたい」と呼びかけた。
市会本会議場での全体議員総会では、「使命と責任の重さを痛感し、身の引き締まる思い。選挙を通じて寄せられた意見を真摯に受け止め、ぶれることなく市政の課題に真正面から取り組まなければならない」と強調した。
市長選の投票率は、衆院選と同日だった前回選から16・83ポイント減の36・96%。久元市長の得票も、過去最多だった前回の約44万票から約16万4千票減らし、約27万5千票となった。有効投票数に占める得票率は61・7%で、前回選から6・0ポイント下がった。(斉藤正志)
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