任期満了に伴うたつの市長選は26日投開票され、無所属現職の山本実氏(73)=自民党県連、公明党県本部推薦=が、無所属新人の元県職員田中基康氏(64)を破り、3回目の当選を確実にした。投票率は50・07%で、2021年の前回選を11・2ポイント下回った。
旧4市町の合併による新市発足から20年で、同市の人口は1万人以上減った。選挙戦では人口減少や産業の衰退を食い止める施策などが争点となった。
山本氏は小中学生の給食費無償化など2期8年の実績を強調。自民、公明両党に加え、連合兵庫の推薦も受けて組織戦を展開し、逃げ切った。田中氏は市政の刷新を訴えたが、支持の広がりを欠いた。(西竹唯太朗)
























