トランプ米大統領が２７日夕、大統領専用機エアフォースワンで羽田空港に降り立った。第１次政権以来となる大統領として４回目の来日。警察官らが厳戒態勢を取る物々しい雰囲気の中、空港には様子を一目見ようと見物客が詰めかけた。
午後５時ごろ、多くの政府関係者が見守る中、専用機が着陸。ドアが開き、黄色いネクタイにスーツ姿のトランプ氏が小さく拳を振り上げて登場した。出迎えた木原稔官房長官らと握手を交わし、力強い足取りで大統領専用ヘリ、マリーンワンに乗り込み、都心に向かった。
羽田空港第２ターミナルの展望デッキにはエアフォースワン目当ての数百人が集まった。都内の専門学校に通う風間悠さん（１８）は朝から場所取りに専念した。青と白の塗装、尾翼の星条旗をうまく撮影でき「待ったかいがあった」と満足顔。トランプ氏来日を機に「日米が連携し、より良い関係になってほしい」と期待を寄せた。
