2025年度新聞協会賞の受賞者の講演会が1日、横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれた。災害の記憶継承を巡る「30年限界説」に真正面から挑んだ「阪神・淡路大震災30年報道」で受賞した神戸新聞社の中島摩子さんは「経験がなくても震災を語り継いでいけるよう現場では模索が続いている」と力を込めた。
北海道新聞社は、JR函館線の貨物列車脱線事故に絡み、腐食して厚みが失われた破断レールの断面を写真に収めた「『JR貨物脱線事故 破断した腐食レール』のスクープ写真」で受賞。撮影した野沢俊介さんは「これほど深刻な状態の上を列車が走っていたと思うと背筋が凍った」と振り返った。
























