【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC、赤根智子所長)の予審部は6日、ウガンダでの住民襲撃で戦争犯罪や人道に対する罪の疑いで逮捕状を出した反政府勢力、神の抵抗軍(LRA)の指導者、ジョゼフ・コニー容疑者を一審裁判部に送った。日本の「起訴」に相当する。容疑者の行方は分かっておらず、公判は身柄が確保されてから始まることになる。
コニー容疑者は2006年を最後に公の場で姿が確認されておらず、生死も不明。ICCは今年9月、犯罪事実を確認するための審理を初めて容疑者不在のまま開いた。
ICCは今回、02年7月~05年12月にウガンダ北部であった民間人に対する攻撃や殺人、拷問、強姦などに加え、15歳未満の子供を連れ去り兵士として利用したことについて、責任を問う十分な根拠があると判断した。
ICCは05年、発足後初の逮捕状をコニー容疑者らLRAの5人に対して発付。うち3人は既に死亡しており、幹部のオングウェン被告には21年5月、戦争犯罪と人道に対する罪で禁錮25年の実刑判決が言い渡された。
























